2008年11月24日月曜日

プロローグは酒場

 わけもわからぬまま、なんとなく時流に乗ってブログなるものを開設してみた。なにを書き、何を伝えたいか、まだ考えてはいない。 HPはこちらで参照できます。
 とにかく酔狂日誌ということで酒場のことから書き始めることにする。 飯田橋界隈も昨今、繁華街とまではいかないまでも飲食店が次々にオープンしている。都心ということもあって、テナント料は結構なお値段のはずだ。勢い出店するのは大手居酒屋グループや大手レストラングループが殆どである。このあおりを食らって、いわゆる小料理屋やスナック、個人経営の居酒屋が閉め出された格好だ。特にバブル崩壊後、居酒屋やレストランの価格破壊が急速に進み、食材の小口仕入、限られたスペースで料理や酒を提供している店の経営は立ちゆかなくなり、閉店を余儀なくされた店も少なくない。 むろん、大手居酒屋グループの経営努力はすさまじく、豊富な人材と資金力などで食材の一括仕入や味の追求、新メニューの開発など食文化をリードしようという意気込みすら感じさせるところも少なくない。 もっともこの傾向は居酒屋などに限られたことではない。いわゆる米屋、酒屋、八百屋、果物屋、魚屋、肉屋、雑貨屋、オモチャ屋、洋品屋、本屋など○○屋と呼ばれ地域の商店街を支えてきた文化も大手スーパーなど量販店に押されて経営が成り立たなくなり、廃業に追い込まれ、歯抜けになった商店街も少なくない。 酒場の話から脱線したが、大手居酒屋グループの店は、その立地や客層により異なるとしても、はずれも少ないが当たりも少ない。また、大人数で飲み食いするにはいいが、少人数で会話や酒を楽しんだり、思わぬ仲間と意気投合して話が弾むといったことはほとんどない。 酒飲みにとって、酒場は非日常の世界というより、極めて日常的な場所なのだ。小規模ながら個性をだして、地域にとけ込んで頑張っている個人経営の店は失いたくない文化だ。

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