もっとも、おばかキャラとはいっても、番組でレギュラーを張ったり、ブラウン管を賑わせているのだから、正真正銘おバカであろうはずはないとは思うのだが、おバカを演じているのかどうかは定かでない。
視聴者はおバカキャラのおバカ振りを楽しんでいることは確かだ。
元来人間は自分よりおバカさんを欲しているものである。人の失敗や無知ぶり、天然振りを見聞きするにつけ溜飲を下げたりするのである。
外山滋比古氏は「昔の王侯貴族支配者はプロのバカをかかえるぜいたくをした」という。
バカなことを言ってくれるバカ、バカを演じてくれるバカ、とにかくひっぱりだこのバカは不足がちなのだそうだ。
しかし、しかしである。
誰とは言わないが、「バカであってはならない人がバカなことをいう」と腹が立つ。
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