実際2011年度版の『月と季節の暦』を眺め望(満月)を調べてみると、以下のようになる。
旧暦正月=十六日(2月18日)
旧暦二月=十六日(3月20日)
旧暦三月=十六日(4月18日)
旧暦四月=十五日(5月17日)
旧暦五月=十五日(6月16日)
旧暦六月=十五日(7月15日)
旧暦七月=十五日(8月14日)
旧暦八月=十五日(9月12日)→仲秋の名月
旧暦九月=十六日(10月12日)
旧暦十月=十六日(11月11日)
旧暦十一月=十六日(12月10日)
旧暦十二月=十六日(2012年1月9日)
このように満月の日は十五日に多いが、十六日もある。2011年度版ではなかったが十七日であったりすることもある。
しかし、多少ばらつきはあるが、感覚的にはやはり満月と十五夜は同義語で使ってもとがめられることはないだろう。
こんなことを考えながらカレンダーを眺めていて、ふと気がついた。旧暦十五日と十五夜はイコールだろうか。
考えてみれば、月に必要な夜は真ん中で日付が区切られている。月の運行を元に編み出された旧暦いわゆる太陰太陽暦の主役は当然月であり、月に必要な闇の存在だ。太陰太陽暦を使っていた当時の人々にとって夜中の0時に日付が変わるという感覚が全くなかったといって過言ではないだろう。十五夜とは当然十五日、日が沈んでから月が存在する夜中十五夜であったのだろう。こんな当たり前のことに今頃気がついた。
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