2009年1月25日日曜日

旧暦新年

 今日1月26日は旧暦(太陰太陽暦)のお正月。もちろん新月の日なので月は・・・ない。横浜の中華街では春節まつりが始まった。最近は池袋の春節も華やかなそうな。

 この春節は元宵節(旧暦十五日の小正月<ほぼ満月の日>太陽暦2月9日)まで続くので、その雰囲気を味わいたい方は是非足を運んでみてはいかが・・・。

 日本でも太陰太陽暦、いわゆる旧暦をもっと見直そうという動きも活発になり、旧暦に合わせて年賀状を出したり旧暦正月を寿ぐ方も多くなったとか。旧暦の正月は「立春に最も近い新月の日」なので、文字どおり新春、迎春だ。

 巌松堂出版のサイトに「月と月暦(太陰太陽暦)」と題したコーナーを持っているので、興味ある方はお越し下さい。 

 因みに太陽暦の新年はB.C.46年に、ユリウス・カエサルによって制定されたユリウス暦の年初をJanuary1日と決め、それが現在に踏襲されているようだ。この日を新年にしたのはB.C.45年、古ローマ暦にならってJan.1日を朔日(太陰太陽暦の一日)からスタートさせようと、前年を445日にして時をあわせ、新しい暦を始めたためだそうだが、太陽年と朔望月の12ヵ月は一致しないので、今になってみれば、1月1日は天文学的・暦学的になんの意味もない日になってしまった(古ローマ暦の年初は冬至を基本に定められていた)。

 シーザーも古ローマ暦(太陰太陽暦)の日まわりを重んじようとしたことだけは確かなようだが、それが逆にあだとなった、ということか。

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