2009年4月11日土曜日

満月と満開の桜

 今年の4月9日(月暦弥生十四日)、満月になるのを待つかのように長持ちした桜。なにか得をした感覚で夜桜を楽しんだ。

 月が旧暦の十四日に満月になるというのは、かなり珍しい。
そして都心で桜の花が4月9日になっても散らずに残ったのもかなり久しぶり。これは、開花宣言は早かったものの、その後の寒さがなせる業であったが、温暖化基調は変わっていない。

 それにしても、今年の月は結構楽しませてくれる。旧暦の六月一日(7月22日)、奄美群島や屋久島地方で数十年ぶりに皆既日食を見ることができるし、来年の元日(旧暦では十一月十七日で年内)は満月で、除夜の鐘は満月の中うたれることになる。
 「月と太陽の暦制作室」が発行する『月と季節の暦』の制作をお手伝いさせていただくようになって、月への関心は格段に強くなった。月と密接なかかわりを持っていた日本の文化も改めて感じ入っている今日この頃だ。

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